BCM(Business Continuity Management)とは、企業が企業活動継続活動に取り組むうえで、事業継続計画 (BCP: Business Continuity Plan)の策定から、その導入・運用・見直しという継続的改善を含む、包括的・統合的な事業継続のためのマネジメントのことです。
特に、災害などの緊急事態が発生したときに損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るために計画されます。
経済産業省や厚生労働者は、BCPの内容を次の4つのフェーズに分類しています。
・BCP発動フェーズ
・業務再開フェーズ
・業務回復フェーズ
・全面復旧フェーズ
BCP 事業継続計画 | BCMを実施するための計画。自社にとって望ましくない事態(自然災害・大事故・不祥事など)が生じた際に、被害を最小限に抑え、最も重要なビジネスを素速く再開させることで、損害発生を最小限に留める計画 |
BCM 事業継続マネジメント | リスクマネジメントの一つで、企業がリスク発生時に以下に事業の継続を図り、取引先に対するサービスの提供の欠落を最小限にするかを目的とするマネジメント手段のことです。 |
つまり、BCPは事業継続の「計画」自体を指し、BCMはBCPを活用して、いかに企業内に浸透させていくか、戦略的に活用していくか、という「マネジメント」全般を指します。