【平成28年】I-1-3 投資計画と割引率

Webを用いてオンラインで商品を売るビジネスを展開したい。
事業開始に必要なのはWebシステムの構築費用のみであり、年初に200万円を必要とする。
3年間は同じ商品・ビジネスモデルが可能と予測しており、この200万円の資金を3年間で回収したい。
3年とも同額の利益を年末に得ることを条件としたとき、資金回収が可能となる1年間あたりに最小限必要な利益に最も近い値はどれか。
ただし年利率は3%であるとする。

①63万円
②65万円
③67万円
④69万円
⑤71万円

【正解⑤】

題意を図式化し、問題文の要求を整理します。
ポイントは、

年初と年末の違いを区別すること
「初」と「末」では割引率が異なる

です。
これさえ意識して正しく図式化すれば簡単に解けます。

割引率に関する説明はこちら

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毎年年末に受け取る利益をXと置いて図式化すると、費用と利益の関係はこのように表すことができます (万円は省略)。

年利率(割引率)を使用して将来得られる利益を現在価値に換算します。
その概念図はこのように表せます。

よって、Xは次のように求めることができます。

X/1.03+X /1.032+X /1.033 = 200
X = 71 (万円)

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