企業Xの次期に販売するある製品の販売価格は500 円/個、製品を生産するための固定費と変動費はそれぞれ24,000,000 円、180 円/個であり、100,000 個の売上を予定している。
この条件下での損益分岐点の分析に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
ただし、数値は有効数字2 桁とする。
① 売上数量が100,000 個のときの利益は26,000,000 円である。
② 1 個当たりの限界利益は80 円である。
③ 変動費益率は0.43 である。
④ 限界利益率は0.16 である。
⑤ 損益分岐点売上数量は75,000 個である。
【正解⑤】
損益分岐点の説明はこちら
①利益 = 売上―(変動費 + 固定費)
= 500 円/個 x 100 000 個 – (180円/個 x 100 000 個 + 24 000 000円)
= 50 000 000 – (18 000 000 + 24 000 000)
= 80 000 000 円
②限界利益は、固定費 + 利益 で定義される。
限界利益=24 000 000 + 80 000 000
= 32 000 000 円
1個当たりの限界利益 = 32 000 000 / 100 000
= 320 円
③ 変動費率 = 変動費 / 売上
= 18 000 000 / 50 000 000
= 36 %
④限界利益率 = 限界利益 / 売上
= 32 000 000 / 50 000 000
= 64 %
⑤ 損益分岐点売上数量は、変動費 × 個数 + 固定費 =単価 × 個数 を満たす個数で定義される。
180円/個 × X個 + 24 000 000円 = 500 円/個 × X個
⇔ 320 × X = 24 000 000
⇔ X = 75 000 個
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