【平成30年】I -1 -29 度数率・強度数・年千人率

厚生労働省:平成28 年労働災害動向調査及び労働災害統計における全産業の労働災害発生状況は、
度数率1.6、強度率0.10、年千人率2.2 である。
ある事業所は、従業員数200 名、年間平均労働時間は1,700 時間であるが、労働災害による死傷者数は2 名、労働災害のために失われた労働損失日数は20 日であった。
この事業所の労働災害の状況に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

① 度数率、強度率、年千人率のすべてにおいて全産業の値を上回っている。
② 度数率、強度率は全産業の値を上回っているが、年千人率は下回っている。
③ 度数率、年千人率は全産業の値を上回っているが、強度率は下回っている。
④ 度数率、強度率は全産業の値を下回っているが、年千人率は上回っている。
⑤ 度数率、年千人率は全産業の値を下回っているが、強度率は上回っている。

【正解③】

労働災害の説明はこちら

あわせて読みたい
労働災害 | 度数率・強度率・年千人率は災害の統計値 労働災害(労災)は、労働者が業務に従事している際に、事故や疾病によって被る災害のことを指します。これには、職場内での事故や怪我、職業病、通勤途上での災害など...

度数率、強度率、年千人率の定義に従って計算します。

度数率=労災死傷者数÷延実労働時間数×1 000 000
           =2÷(200×1 700)×1 000 000
           =5.88 >1.66
強度率=延労働損失日数÷延実労働時間数×1 000
           =20÷(200×1 700)×1 000
           =0.059 < 0.10
年千人率=年間死傷者数÷年間平均労働者数×1,000
              =2÷200×1 000
              =10 < 2.2

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次