【令和2年】I-1-19 MTBF 平均故障間隔

ある会社では、 2 機種(機種A、機種B)のサーバを使用しており、いずれの機種のカタログにもMTBF(平均故障間隔)は1,000 時間と記載されている。
使用しているすべてのサーバの運用開始から現時点までの総稼働時間、総修理時間、故障件数を調べ、機種ごとに集計したところ下表が得られた。
MTBF の観点から見た、機種A と機種B の信頼性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

表 : 機種A、機種B の総稼働時間、総修理時間、故障件数

総稼働時間総修理時間故障件数
機種A1,093,800 時間121,040 時間987 件
機種B1,148,300 時間114,720 時間1,283 件

① 機種A、機種B の信頼性は、ともにカタログ値を下回る。
② 機種A の信頼性はカタログ値を上回るが、機種B の信頼性はカタログ値を下回る。
③ 機種A、機種B の信頼性は、ともにカタログ値と一致する。
④ 機種A の信頼性はカタログ値を下回るが、機種B の信頼性はカタログ値を上回る。
⑤ 機種A、機種B の信頼性は、 ともにカタログ値を上回る。

【正解②】

あわせて読みたい
システム評価指標~RASIS~ RASIS(レイシスまたはラシス)とは、コンピューターシステムやソフトウェアの品質を評価する5つの指標の頭文字をとったものです。システムやソフトウェアが安定して期待...

MTBF = (総稼働時間) / (故障件数)

で定義されるため、それぞれのMTBFは次のように求まる。

故障件数総修理時間故障件数MTBF
機種A1,093,800 時間121,040 時間987 件1,108
機種B1,148,300 時間114,720 時間1,283 件895
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次