形式知と暗黙知と集合知 | ナレッジマネジメント

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暗黙知とは

暗黙知とは、個人の経験や勘などに基づいていて、他人に説明することが難しい・不可能、あるいは説明するには時間、別の知識などが必要となる知識のことです。

一般的に、職人技、職人(実際にモノを作る分野に問わず、設計・営業・経営なども含む)と呼ばれる人が持つ知識と言えばわかりやすいと思います。交渉上手な営業、社内調整が得意な人事、デザイナー、だけではなくサッカー選手・野球選手など、職種や分野に関係なく、結果を出すための”嗅覚”のようなものを持っています。これを暗黙知と呼びます。

形式知とは

形式知とは、誰でも理解ができるように、文章・図・数値を使用して表現された、客観的な知識のことです。
一般的に広く利用されている「マニュアル」、「説明書」、「論文」などが当てはまります。

集合知とは

多くの人の知識が蓄積したもので、その膨大な知識を分析・体系化し、誰でも活用できる形にまとめたものを集合知といいます。
似た言葉に「集団的知性 (Collective Intelligence)」があるが、集合知(wisdom of crowds)とは意味が異なります。

有名な集合知の例としては、インターネット上の百科事典「ウィキペディア」や「Google検索エンジン」、価格.comなどが当てはまります。これらのWebサイトでは、多くの人の知識が蓄積され、網羅的に体系付けられていると言えます。

ビジネスの面でも、消費者参加型の新商品開発がホームページやSNSで立ち上がることがあります。多数の知識を統合して最終的な製品を導き出す、これも集合知の好例です。

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